・写真講座-露出今回は一番重要な「露出」のお話 前回と合わせて御覧ください ちょっと時間が空いちゃいました さて、どう考えても一番重要な「露出」 これがダメなら写真が写らないですからねぇ・・・ 具体的にはフィルムに適正な光の量を当てるということになるんでしょう 多すぎるとオーバー 少ないとアンダーと呼びます 前回までの「絞り」と「シャッター」速度を組み合わせて適正な明るさを作る これには、EV値というのがあり、計算で出すことが出来るのですが めんどくさいのでこんな表を普通は使います この表はシャッター速度と絞り、その時のEV値の関係を見るための表です (実際のEV値というのは露出計がないと測れませんし、もちろん憶える必要もありません) 数値が3つあるのでわかりづらいですが、例えばEVが12とします EV値をラインが入っている斜め方向に読み、それぞれ絞りとシャッター速度がぶつかるように 表ではEV12から左斜め下へピンク○が並んだ組み合わせ シャッター速度1/500で絞りF2.8と、シャッター速度1/15で絞りF16・・・ この組み合わせが同じ明るさで撮れるという意味なんです あっ綺麗な花が咲いている 周りをぼかして花を撮ろう!とします 以前の話から ぼかすには絞りは開いた方が良い 天からの声がEVは9だと言っている(ありえねぇ!) 絞りF1.4にするならシャッター速度は1/250にして・・・パシャッ! ちょっと心配だから絞りをもうちょっと絞っておくか 絞りF2.8にして、シャッター速度1/60でも撮っておくか・・・パシャッ! そんな感じですね もうちょっと説明すると、必ず適正露出で撮るとは限りませんよね 少し暗めに撮りたい、もっとハイキーに明るくとばしたい(露出補正と呼ぶ) そういう時は絞りを1段開け閉めする、シャッター速度を1段速く、遅くする 全て組み合わせなんです EV値の斜めのラインから左上の組み合わせだとアンダー 右下の組み合わせだとオーバー また、絞りから見ていくと どうしてもF22で撮りたい場合、手ブレしにくい速度1/60以上で撮るには EVが15以上の明るさの場所でなければ上手く撮れない どうしてもこの芋虫を1/1000のシャッター速度で撮らなければ というならEVが11以上(F1のレンズってそうないですよね) 絞り込むならもっと明るい場所に来てもらう・・・ 慣れればそんなに難しくないですし カメラによってはここに無い絞り値やシャッター速度の場合もあります そういう時は一番近いところで合わせる ネガフィルムで撮っているなら最後はプリントである程度の調整が出来ます 間違えたからって捕まるわけでもないので 最初は勉強のつもりで遊んでみると面白いと思います 難しいこのEV値の知り方ですが、露出計は高いですよね 持っていて損はないけどちょっとね・・・ そういう時はたいていのフィルムパッケージに書いてある シャッター速度1/250の時の絞り値 快晴 晴 明るい曇 絞り値 F11 F8 F5.6 (FUJI FILM ネオパンACROS ISO-100) こんなのを参考にすると良いと思います ※ラボに現像・プリントを頼むとき 「カメラテストなのでそのままプリントして」とか「補正かけてるので」と言わないと せっかくいろいろな組み合わせをしても同じ明るさに焼かれてしまうので注意! とりあえず一度終了です これで押入に眠っている古いカメラが使えるかもしれませんし 中古のマニュアルカメラを使う人の参考になればと思います ジャンル別一覧
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